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せたがや宮原歯科コンセプト        
 当院が目指すのは、『治療しなくてもすむように通う歯科医院:Preventive Dental(虫歯や歯周病がない状態を維持すること)』です。最新の歯科医治療では、定期的にメンテナンスを続けることで、お口のトラブルを予防できるようになって来ました。私どものメニューによって、いつまでも健康な歯を保つことができます。保険外になりますが歯を削ったり抜いたりする今の治療より結局ご負担は少なくて済みます。 何よりも痛くありません。ご安心下さい。
 
せたがや宮原歯科 予防

治療より予防!
歯ブラシで意識を高めましょう

せたがや宮原歯科 診療室

静かで落ち着ける診療室

せたがや宮原歯科 名仕立て

1962年からの歴史を物語る
名刺たて

 
せたがや宮原歯科インテリア        
 "痛くないメンテナンス"や"トリートメント"に患者さんから『そろそろ行きたいな』と思っていただけるように、オレンジを基調にナチュラルで明るい内装にしました。窓面積が大きいので季節を通して日差しが心地良いです。健康の為の書籍など揃えております。
 
せたがや宮原歯科 エントランス

エントランスの周りには
緑が沢山

 
せたがや宮原歯科 受付

広々とした受付での
コミュニケーションが楽しい

 
せたがや宮原歯科 書籍棚

販売中の歯磨きペーストを
使って治療前に歯磨きできます

 
せたがや宮原歯科DOCTOR        
 
院 長 宮原 英郎
略 歴 世田谷区立松が丘小学校卒業
世田谷区立弦巻中学校卒業
北海道大学歯学部卒業
東京都港区麻布赤坂歯科医師会会員
2006年 六本木「宮原歯科医院」より
移転、開業
特 技 剣道六段、太極拳、テニス、気功
 

院長からのメッセージ
 歯科医院専用でありながら、1本100円の格安歯ブラシなど、口腔ケア商品も豊富に扱っています。お買い物だけでもお気軽にお立ち寄りください。

 
せたがや宮原歯科
せたがや宮原歯科ロゴ
 
※※※ 院長のインタビュー ※※※

       
どんな些細なことでも向き合える歯科医院でありたい

― こちらの医院は今年で55年目を迎えるそうですね。(インタビュー時 2017年)

父が1962年に六本木で始めた歯科医院なんですよ。私が北海道大学歯学部を卒業後、1992年に2代目として後を継ぎました。
その間に六本木の街は再開発事業によって、ずいぶん変わりました。父が開院した頃は、日比谷のようなオフィス街になるといわれていたそうです。でも今は働きに来る街というより、遊びに来る街ですよね。このような変化に伴い、通院してくださっていた患者さんが街を離れてしまいました。
父の代からお付き合いしている方が多く、これからも長く診ていきたいと思っていたのですが、街の変貌にはあらがえませんね。父が残してくれた場所を守りたい気持ちもありましたが、再開発を機に、2006年に世田谷に移転しました。


― 移転後はどのような変化がありましたか?

実は自分が生まれ育った街なんですが、子どもの頃からほとんど変わらないですね。とても安心する地域です。患者さんの層は六本木のときから変わり、お子さんと高齢者の方が増えましたね。うれしいことに、今も六本木から通ってくださる患者さんもいます。ご足労をおかけすることになってしまいましたが、とてもうれしく思っています。六本木の頃は2階だったのですが、世田谷は1階になり、高齢者や車いすの方も通院しやすいと好評です。
入り口に低い段差はあるものの、スタッフがサポートするので、お気軽に声をかけていただければと思います。


― 診療のコンセプトを教えてください。

「治療しなくても済むように通う歯科医院」です。定期的に口内のメンテナンスを行うことで、トラブルを予防できるんです。私は自分のことを「歯を削るのが嫌いな歯医者」と言っているほど(笑)。歯を削らない予防プログラムや、傷ついた歯面を滑らかにするトリートメントなどを行っています。患者さんのご希望に応じて、東洋医学に基づいた診療を行うこともあります。西洋医学は「悪い部分を取り除く」、東洋医学は「全体のバランスを調節していく」という考えです。同じ症状でも患者さんによって治療内容が変わるんですよ。さまざまな治療を試してもうまくいかないという方は、ぜひ相談していただきたいですね。


患者さんから学んだ新人時代

- 得意とされている治療分野についてお聞かせください。

開業している歯科医の多くは、自分と同じ年齢層の患者さんがメインで、患者さんとともに歳を取っていくのが一般的です。ですから、若い頃は、若い患者さんを診る機会が多く、歳を重ねるごとに、入れ歯や歯周病を診る機会が増えていくんです。
しかし、2代目の私は、父から引き継いだ患者さんは父と同世代の方たちばかりでしたから、他の歯科医の先生方とは状況が違いました。歯科医になったばかりの時から入れ歯を作ることが多かったんです。
入れ歯は歯学部に在籍してる間には完璧にマスターするのはとても難しいものです。その上、父に教わるつもりで父の歯科医院に入ったのに、父が目を患い教わることもままならず、たったひとりで診療し、勉強していくことを余儀なくされました。そんなことから、おのずと入れ歯が得意になりました。
入れ歯は奥が深く、なかなか納得いただける仕上がりにはならないので、他の治療に比べてハードルが一段と高く、とても苦労しました。このような経験があるからこそ、入れ歯が得意だと自信を持って言えるのでしょうね。


西洋医学と東洋医学の融合

- 治療には東洋医学の概念を取り入れることもあるそうですね。

こういう言い方をすると誤解を招きそうですが、西洋医学をそもそも信じていないんですよ。もちろん、医学的根拠が確立した西洋医学に基づいた診療を行っていますが、西洋医学が完全なものとは思っていません。不完全な部分を東洋医学で補っていけば、完成度の高い治療が実現するのではないでしょうか。西洋医学の『悪い部分を取り除く』という考えとは全く違って、東洋医学は全体のバランスを調整していくものですから、例え同じ症状でも患者さんの状態によって、治療内容が違ってくるんです。治療がピタリと当てはまる時とそうでない時の差が激しいので、容易に診療に取り入れることが難しいですね。さまざまな治療を試してみてもうまく行かないという時などには、試してみる価値があります。実際に診療で行っているのは、詰め物の素材や薬品の適合性をみるためのO-リングという検査方法などです。


歯を削るのが嫌いな歯医者

- 診療の際にはどのようなことを心がけていますか?

どなたでも痛いのは嫌ですし、不快な思いはしたくないはずです。痛みや不快感を我慢してもらうのではなく、はならから痛くない、不快感のない治療を目指しています。歯を削るときに麻酔をするのが当たり前に思われていますが、私の場合はできる限り麻酔を使いません。
麻酔をしなかったら痛いんじゃないかと思うでしょう?
そもそも、虫歯になった部分は変質しているので痛みを感じません。どうして削る時に痛いのかと言えば、虫歯ではない部分まで削ってしまい、神経が反応してしまうからです。虫歯だけを丁寧に取り除いていけば痛みは起こりません。虫歯になっていない部分まで大きく削った方が、歯科医にとってはとても楽です。しかし、一度削ってしまったら元には戻せませんから、私はできるだけ健康な歯を削らないで済むような治療方針を提案しています。『歯を削るのが嫌いな歯医者』ですから。治療しなくてすむように通う歯科医院を目指し、予防に重点を置き、いつまでも健康的な歯を保てるようにお手伝いしています。


院内で行う入れ歯の修理は、当日仕上げが強み

― 入れ歯が得意と伺っています。どのようなきっかけで学ばれたのでしょうか?

最初に診療を始めた六本木の患者さんは、父と同年代の高齢者が多かったからです。開業している歯科医院の多くは院長と同年代の患者さんが中心で、ともに年を重ねていくことが一般的。若い頃は虫歯の治療が中心で、徐々に歯周病や入れ歯に変わっていくわけです。
でも私は父の後を継いだので状況が違いました。歯科医師になったばかりの頃から、入れ歯を作ることが多かったんです。入れ歯の技術は経験から学ぶことが多く、大学の歯学部ですべてを完璧に身につけるのは難しい。
父に教わるつもりでしたが、目を患ってしまい、それはかないませんでした。一人で診察しながら、独学の日々です。このような経験があるので、入れ歯が得意だと自信を持って言えるようになりました。


― 入れ歯作製の難しさやこつを教えてください。

仕上がりを最初にイメージして、それに近づけていきます。
作りながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤していると、ものすごく時間がかかる上に、完成度が低くなります。新しく作ることはもちろん、古いものを改造する技術を身につけることが難しいと思います。年を取れば、使っていた入れ歯が合わなくなったり、歯がさらに抜けてしまったりしますよね。
そういった修理は経験がなければ歯科技工士に依頼する必要があり、患者さんは入れ歯がない状態で過ごさなければいけなくなるでしょう。
私は修理なら院内でできるので、待っていただいている間に仕上げられます。
かぶせ物の仮歯を作るときも、当座のつければいいだけのものではなく、チェアサイドで本番に近い形を作ります。患者さんに使い心地を確認していただけるので、ぴったりのものが作れるんです。


― 無料歯科相談を行っているそうですね。

歯科医院に足を運んで治療を受けずに帰るのは申し訳ない、と感じる患者さんがいるので、「無料歯科相談」を設けました。話だけ聞いてみたいときもあれば、迷う症状のときもありますよね。ご自身のことでもご家族のことでも大歓迎です。
特に高齢者の方は、なじみのないところには行きづらいと感じるようです。院内の様子がわからなければ不安でしょう。私の顔を見るだけでも構いませんから、気軽にお越しいただきたいですね(笑)。レントゲンを撮って診断するセカンドオピニオンは有料になりますが、随時受けつけています。


剣道のおかげで「ピシッとした先生」と思われることも

― 学生の頃に習っていた剣道を、大人になって再開したそうですね。

大学体育会時代に三段まで取りましたが、その後は歯科医師として勉強を優先していたんです。15年ぶりに再開してから四段取得には苦労しました。剣道の総本山ともいえる国士舘大学の近くに移転しましたが、自分の剣道修業とは結びつきませんでした。
四段をとってから剣道教室を開講していると知り、すぐに見学に行きました。
もう、目から鱗が落ちましたよ!
面を打ったときに「バコッ」と重い音がするのが良い、と習ってきたのですが、国士舘大学のOBの方は、「パクッ」と冴えた音でした。この違いは何だ、と。翌日にすぐ入門しました。それから8年、基本から教え直していただき、六段に挑戦できるところまで来ました。


― 剣道は「礼に始まり礼に終わる」といわれ、作法も大切と聞きます。診察に生きていることはありますか?

武道をやっている方が立ち姿でわかることでしょうか(笑)。武道家は外側の筋肉に加えて、内側の軸の筋肉も発達しているんです。体幹がしっかりしているから、動いても揺れないんです。実は患者さんに「先生は何か武道をやっていますか? 腰の据え方が全然違いますよ」と言われたことがあります。私の剣道の腕前が上がったことで、「ピシッとした先生だな」と思われていたらうれしいですね。


― 今後の展望や患者さんへのメッセージをお願いします。

実は最近、歯科医療の限界を感じるようになっていて、それを何とかしたいと思っています。メンテナンスを継続していた患者さんが、長期入院後戻ってこられたのですが、口内の状態がとても悪くなっていて……。
入院中の口腔内ケアを行っている病院が少ないので仕方ないのですが、患者さん本人のやる気も失われてしまったんです。「今まで頑張ったけど、悪くなったからもうどうでもいい」と。お口のケアは患者さんの努力が大切ですから、やる気を取り戻していただくにはどうしたらいいのか、考えています。
今後は通院が難しい方のために往診も検討中です。この地域でともに年を重ねていく患者さんの健康を守る一助となれるように、今後も精進していきます。
 
 
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